という気がする
カリスマと呼ばれる人間は、何よりも言葉の魔術師みたいなところがある。
言葉が持つ効用を熟知していると表現した方がいいのかもしれない。
松下幸之助という人は、そういった面でのカリスマだった
佐敦通渠。
彼の功績は、会社を世界的な電機メーカーに押し上げたことよりも、
彼の口から生まれ出た言葉の方が、はるかに大きな功績のような気がする。
彼は、多言を弄(ろう)するのではなく
中環通渠、
その「場」が求めている『ひと言』を語ることができる人だった。
スティーブ・ジョブスという人間も、的確な『ひと言』が語れる人物だった。
彼の口を通して
香港仔通渠、
出て来た言葉の中で、私が好きな言葉のひとつに、
ある製品を見て、
『このプロダクトは最悪だ。セックスを感じられない』と表現していた。
この露骨な言い回しは、「言い得て妙」という気がする。
様々な製品、作品などを見るにつけ、なぜか魅力を感じられないものがある。
その魅力のなさというものの機微を、言葉で表現するのは難しい。
だけども彼は、いとも簡単に、
『セックスを感じられない』という言葉で一蹴してしまった。
鮮やかなもんだ、という気がする。
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