2015年05月22日

新政権発足から

東京スカイツリーが開業1周年を迎えた。

この東京スカイツリーは、
しっかりとした現代技術の粋を尽林二汶くして建設されているもので、
地震、大風などに対する様々な安全配慮もあるという。

さすがに600メートルを超す建物は非常に高い。
近隣に幾多の高層ビルがあろうとも、
ものともせず他を圧するほどの高さを誇っているように見える。
まさに「空中楼閣」と呼ぶにふさわしいほどの高さ。

空中楼領導才能閣と表現したが、
英語のイディオム表現に "Castles in the air" というのがある。
その意味は、決していいものではなく、
望み薄いことや起こりそうにないことを表現する時に使われる言葉。

これは現実の建物としての「空中楼閣」を言うのではなく
現実にないものが浮かび上がってくる蜃気領導才能楼現象のことを意味しているようだ。

蜃気楼は、海の上や砂漠上に、ビルやそのほかの建物が浮かび上がって見える現象。

この現象は、大昔から記録されているもので、
紀元前一世紀に書かれた『史記』にも、
「蜃気は、楼台を象(かたど)る」という表現で出てくる。
不安定で空虚な存在を意味している。


しっかりとした理念の基にマネタリズムが成されているのか、
蜃気楼のように不安定なものかどうかで、今話題になっていると言えばアベノミクス。

新政権発足から、これまで目に見えた形での円安、株価高が続いてきて、
一方的な好景気がもたらされて来た格好だった。

株価が一方的に伸びることをスカイツリーの名についている”スカイ”を使って、
”スカイハイ”や”スカイロケット”と呼んだりする。
まさに1週間前まで、そんな状態だったが、
先週、不意に「待った」がかかった。

これからどうなって行くのか、まさに今週の株価の動きが注目されることになる。

アベノミクスは、
堅実な”スカイ”なのか? ただの蜃気楼なのか?


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Posted by opfj at 15:25│Comments(1)fg
この記事へのコメント
エアーとスカイの使い分けはまさに的を得ていますネエ
Posted by むつみ会むつみ会 at 2015年05月22日 19:01
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