2015年03月11日

夢に向かって

社会保険労務士の資格をとって、資格を活かして働き始めたFさん。
中之島でお昼休みにランチを共にした。
1年に1回ぐらいしか会わないけれど、ずいぶんキレイになり、輝いていた。
彼女と会うと爽やかな気持ちになる。

なにしろ、彼女は頑張り屋さんだ搬琴
上の息子さんがある程度、手を離れた頃から、自分の行く道の目標を模索していた。
具体的なカタチとなったのは、下の息子さんが生まれる前後から。
彼がまだうんと小さい頃から、専門学校の学費を貯めるためMaggie Beauty
ご近所のお寿司屋さんでアルバイトし、国家試験へのステップを踏んだ。

彼女は、京阪沿線の閑静な住宅街に住む専業主婦だった。
ご主人は温厚で知的な方膠原自生
有名企業にお勤めだ。ヨーロッパなど、海外出張もある専門職。
お子さん二人も、今時珍しいぐらい、とても素直に育てられている。

勉強を始められる前は、ちょっとしたバイトをしたり、
国際交流関係のお友達や、ママ友達等と、ご自宅でパーティをされたり、
楽しく活動的に過ごされていた。
私とは、その頃からのお付き合いだ。

別に家庭に不満があるわけではない。
ご主人とFさんのそれぞれのご両親は、他県に住まわれ、お互いの生活には干渉し合わない。
Fさんは、ご結婚年齢はそう遅くないので、
ご結婚以前は、ほとんどお仕事の経験はないと思う。
40歳頃からのお勉強スタートなのだが、本人いわく
「あの頃に始めていて、本当に良かったわ。
今からだったら、気力も体力もきっと追いつかない」と。

資格のあるなしで、仕事の内容や待遇は全く違ってくることを実感したというFさん。
次は、行政書士の資格を取りたいそうだ。
もう勉強は始めているが、就職先が変わったばかりで、慣れない仕事に戸惑いながら、
孤独な勉強に取り組むのは、結構きつい、とも。
でも、意欲満々。
「なぜそんなに頑張るの? もう、現状で十分だと思うけれど・・・」
と聞くと、最終目標は、経済的自立だそうだ。
経済的自立と同時に、精神的自立も叶う。
そのとき、彼女は目に見えない色々な呪縛から解放されるのだろう。

下の息子さんはまだ小学6年生だが、お母さんが忙しいから、食事の用意は慣れている。
気が向くと、小麦粉からイーストを使って本格的にピザを作ったり、オムソバを作ったり、
主婦顔負けの創意工夫をするそうだ。
最近は、音楽(楽器演奏)にも目覚めているとか。
ご長男も親が知らない間に、私立大学在学中に、国立大学を受験し、今年、合格。
「あの子ったら、親に隠れて陰でコソコソ勉強してたのよ~」と、Fさんは言うが、
合格決定の日に、「国立大学へ行かせてください」とご両親に頭を下げたそうだ。
(こういうケース、けっこう耳にする)

親がかまってやれないと、それなりに子供は自立してくれる。
過保護、過干渉は良くない。
放任しても、子供は親の背中を見て育つ。

今からまた、Fさんは辛い時期に突入する。
社労士資格勉強中は、一切遊びも余裕もなく、ひたすら勉強ばかりしていたという。
次の資格に向けて、ちょっと休養も必要かなあ~と感じるそうだ。
「その前に少しだけ、楽しい、キラキラしたものに触れたくて。
だから、また、時々お付き合いしてね」
そう言うFさん。
夢に向かって、不断の努力が続く。



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Posted by opfj at 16:14│Comments(0)df
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